IIJmio(アイアイジェイミオ)は、インターネット接続の老舗企業・株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する格安SIMです。2026年5月時点では、5GBで月額950円、15GBで月額1,600円(いずれも音声SIM・税込)という料金設定で、コストを重視するユーザーに支持されています。
一方で「昼間に速度が遅くなる」「Web手続きがわかりにくい」「実店舗がない」といった声もあり、向き・不向きがはっきりしているサービスでもあります。
この記事では、IIJmioの料金プランや口コミ・評判を、良い点も悪い点もまとめて解説します。「自分に合っているかどうか」を判断するための情報として参考にしてください。
IIJmioの基本情報とギガプランの料金
この章でわかること:IIJmioがどのような格安SIMで、2026年5月時点の料金プランがどうなっているか。
IIJmioは、大手キャリア(ドコモ・au)から回線を借りて通信サービスを提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)です。現行プランは「ギガプラン」のみで、データ容量とSIM機能を組み合わせて契約します。
ドコモ回線(タイプD)かau回線(タイプA)かを選べる点が、他社にはない特徴のひとつです。
ギガプランの月額料金(音声SIM・音声eSIM、税込)
※以下の料金は2026年5月時点の情報をもとに整理しています。最新料金はIIJmio公式サイトでご確認ください。
| データ容量 | 月額料金(税込) | 主な用途の目安 |
|---|---|---|
| 2GB | 850円 | LINEや地図など最小限の利用 |
| 5GB | 950円 | SNS・Web検索中心 |
| 10GB | 1,400円 | 動画を少し観る程度 |
| 15GB | 1,600円(2026年3月〜改定) | 動画・テザリングも月に数回 |
| 25GB | 2,000円 | テザリング込みで余裕を持ちたい方 |
| 35GB | 2,400円 | 大容量ユーザー向け |
| 45GB | 3,300円 | ヘビーユーザー向け |
| 55GB | 3,900円 | 最大容量プラン |
15GBプランは2026年3月1日から月額1,600円(税込)に改定され、新規申し込みだけでなく既存ユーザーにも手続き不要で自動適用されました。
通話オプション
| オプション名 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 通話定額5分+ | 500円 |
| 通話定額10分+ | 700円 |
| かけ放題+ | 1,400円 |
通常通話料は11円/30秒です。短い問い合わせ通話が多い方は通話定額5分+(500円)から、やや長い電話が多い方は10分+(700円)から比較するとよいでしょう。
初期費用
| 項目 | 金額(税込) |
|---|---|
| 契約事務手数料 | 3,300円 |
| SIMカード発行手数料 | 約220円 |
| eSIMプロファイル発行手数料(音声eSIM タイプD) | 433.4円 |
| eSIMプロファイル発行手数料(音声eSIM タイプA) | 220円 |
| eSIMプロファイル発行手数料(データeSIM) | 220円 |
2026年10月31日まで「eSIM初期費用半額キャンペーン」を実施中です。公式Webサイトからの新規申し込みが対象で、事務手数料の割引が適用されます(SIMプロファイル発行手数料は割引対象外です)。詳細な適用条件はIIJmio公式サイトでご確認ください。
家族割引
IIJmioには、同一mioIDでギガプランの音声SIM・音声eSIMを2回線以上利用している場合に適用される家族割引があります。
- 1回線あたり月額100円(税込)の割引
- 最大5回線まで対象
- 申し込みが必要(自動適用ではありません)
なお、データシェアは同一mioID内で最大10回線まで対応しています(家族割引の最大5回線とは別の設定です)。
20GB帯のライバルと比べるとどうか
この章でわかること:月に15〜25GBを使う層を想定した場合、IIJmioは他社と比べてどのような位置づけになるか。
主要なキャリア・格安SIMとの料金比較です。IIJmioは20GBのプランを設けておらず、近い容量として25GBプランが相当します。
| サービス | データ容量 | 月額料金(税込) | 回線 |
|---|---|---|---|
| IIJmio | 25GB | 2,000円 | ドコモまたはau |
| ahamo | 30GB | 2,970円 | ドコモ |
| LINEMO(ベストプランV) | 30GB(5分通話定額込み) | 2,970円 | ソフトバンク |
| povo2.0 | 90日で70GB:9,834円(月換算約3,278円) | 90日で9,834円 | au |
| 楽天モバイル | 20GBまで | 2,178円 | 楽天 |
※各社の料金は変動する場合があります。最新の料金は各社公式サイトでご確認ください。また、割引や家族割の適用有無により実際の負担額は異なります。
データ容量と料金のバランスでは、IIJmioの25GBプラン(2,000円)は比較的コストを抑えやすい選択肢のひとつです。ただし後述のとおり昼間の速度に差があるため、利用シーンも踏まえて選ぶことが大切です。
IIJmioの良い評判・口コミ
この章でわかること:実際のユーザーがIIJmioをポジティブに評価している点は何か。
口コミや評判の傾向をまとめると、料金の安さと老舗ならではの安心感を評価する声が目立ちます。
| 評価ポイント | 口コミの傾向 |
|---|---|
| 料金の安さ | 大手キャリアから乗り換えて月々の料金が大幅に下がったという声が多い |
| データ繰越・シェア | 家族で余ったデータをまわせる点が助かるという評価がある |
| eSIMの即日開通 | 申し込み後すぐ使い始められた、早く乗り換えればよかったという声がある |
| 昼以外の回線安定性 | 昼間以外はほぼ不満なし、料金とのバランスを評価するユーザーが多い |
| 端末セール | MNP時に端末を安く購入できたという声がある |
以下、評判のポイントを具体的に解説します。
料金が比較的抑えやすい
IIJmioのギガプランは2GBで月850円、5GBで月950円(いずれも音声SIM・税込)という料金設定で、大手キャリアと比べると月々の費用を抑えやすい水準にあります。月のデータ使用量が5〜15GB程度の方にとっては、無駄のないプラン選択がしやすい構成です。
データの繰越・シェア機能
IIJmioのギガプランでは、1つの契約(mioID)で最大10回線まで利用でき、同じ契約内のギガプラン回線同士でデータ容量をシェアすることが可能です。余ったデータは翌月に繰り越せるため、月によって使用量が変わる方も無駄が出にくい設計です。
さらに、同じmioID内の特定の回線にデータを贈る「データプレゼント」機能も利用できます。
eSIM対応で即日開通も可能
IIJmioは音声eSIM・データeSIMの両方に対応しており、SIMカードが届くのを待たずに手続きを完了できます。eSIM申し込み後にプロファイルをダウンロードして設定すれば、最短で当日中から利用を開始できる場合があります。なお、eSIM初期費用半額キャンペーンは公式Webサイトからの新規申し込みが対象です。
デュアルSIM構成(物理SIM+eSIM)を活用すれば、IIJmio音声SIMとデータeSIMを組み合わせたり、用途に応じてSIMを使い分けたりするような運用にも対応します。
ドコモ・au両回線から選べる
タイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)の両方を提供しており、居住エリアや端末の対応状況に合わせて回線を選べます。同じ価格帯でこの選択肢を持てるサービスは多くありません。
通話オプションが比較的安い
通話定額5分+が月500円(税込)、10分+が月700円(税込)と、大手キャリアの同等オプションより費用を抑えやすい傾向にあります。
IIJmioの悪い評判・デメリット
この章でわかること:IIJmioを契約する前に知っておくべきデメリットと、実際の口コミで多い不満点。
昼12〜13時の速度低下は明確
IIJmioにとって最も多く挙げられる課題が、昼間の通信速度です。
実機検証でも、ドコモ回線・au回線ともに12〜13時に速度が低下することが確認されており、常時安定した通信を維持できる回線と比べると、混雑の影響を受けやすい傾向があります。測定データでは、平日12〜13時は最も遅い日で1.5Mbps程度にまで落ち込むケースもあります。
ただし、2024年夏頃から昼の混雑時でも3〜4Mbps程度をキープできる日が増えており、以前と比べて改善傾向にあります。昼にWi-Fi環境が使える方や、外出先でのスマホ利用頻度が低い方は実害が少ない可能性があります。
口コミの傾向(SNS上の声を要約)
昼間の速度低下に関して「12時を過ぎると明らかに速度が落ちる」「LINE通話の音質が乱れることがある」という声が継続的に見られます。一方、「昼以外は全く不満がない」「料金と速度のバランスに満足している」という評価も多く、昼間にスマホを多用するかどうかで評価が大きく分かれる傾向があります。
実店舗でのサポートがない
IIJmioは直営店がなく、サポートはオンライン(チャット・電話)が中心です。一部の家電量販店で契約は可能ですが、対面での手厚いサポートを求める方には不向きといえます。
Web手続きが分かりにくいと感じる場合も
複数回線を契約している場合、マイページ上での識別や管理がわかりにくいとの声があります。複数のSIMを管理している方が解約操作を行う際に、対象のSIMを誤りやすいという口コミも見られます。手続きには時間に余裕を持って臨むことをおすすめします。
支払い方法がクレジットカードのみ
支払い方法はクレジットカードのみで、口座振替は利用できません。クレジットカードを持っていない方や、口座振替を希望する方は別のサービスを検討する必要があります。
大容量・無制限プランは選べない
選べるプランは最大55GBまでで、100GB以上や無制限プランは扱っていません。動画をふんだんに視聴したい方や、外出先でのテザリングを多用する方には容量上限が制約になる場合があります。
良い・悪い口コミの比較まとめ
| 良い口コミ(傾向) | 悪い口コミ(傾向) |
|---|---|
| 料金が安く、乗り換えで月々の負担が減った | 昼12〜13時の速度低下が気になる |
| データ繰越・シェアが家族で使いやすい | Web手続きや解約操作がわかりにくい |
| eSIMで即日開通できた | 実店舗がなく、対面サポートを受けにくい |
| 通話オプションを比較的安く追加できる | 支払いがクレカのみ(口座振替不可) |
| 昼以外は安定していて満足している | 無制限プランがなく、大容量ユーザーには向かない |
| 取り扱いスマホが豊富で端末を安く買えた | SIMカードの発送に数日かかる場合がある |
IIJmioのeSIM・デュアルSIM・データシェアを具体的に解説
この章でわかること:eSIM・デュアルSIM・データシェアという3つの機能が、実際にどのように使えるか。
eSIMとは
eSIM(embedded SIM)とは、スマートフォン本体に内蔵された書き換え可能なSIMチップです。物理的なSIMカードの差し替え不要で、オンラインの手続きだけで回線を開通できます。
IIJmioは音声eSIM・データeSIMの両方を提供しており、iPhone XS以降や対応Androidスマートフォンで利用できます。申し込みからプロファイルのダウンロードまでオンラインで完結するため、カード到着を待たずに使い始められるのが特徴です。
eSIMプロファイル発行手数料は、音声eSIM タイプDが税込433.4円、音声eSIM タイプAとデータeSIMがそれぞれ税込220円です。キャンペーン適用時はeSIM初期費用(事務手数料)が半額になりますが、SIMプロファイル発行手数料は割引対象外です。
デュアルSIMの活用例
デュアルSIM対応のスマートフォンでは、物理SIM(nanoSIMカード)とeSIMを同時に使えます。たとえば次のような構成が考えられます。
- 物理SIM:IIJmio音声SIM(タイプD)でドコモ回線をメイン回線に
- eSIM:データeSIMを追加し、容量を補う
なお、データeSIMはドコモ回線(タイプD)のみの提供となっています。au回線のデータeSIMを希望する場合は選択肢が限られる点に注意が必要です。
データシェアの仕組み
IIJmioのギガプランでは、同一mioID内で最大10回線まで契約でき、それらの回線間でデータ容量をシェアできます。たとえば25GBの音声SIMと5GBのデータSIMを同一契約で持つ場合、合計30GBをどちらの回線からでも使えます。
なお、家族割引の適用は最大5回線までですが、データシェア自体は最大10回線まで可能です。この2つは別の設定のため、混同しないようにご注意ください。
IIJmioに向いている人・向いていない人
この章でわかること:どんなユーザーがIIJmioに合っているか、合っていないかを端的に整理。
| IIJmioが向いている人 | IIJmioが向いていない人 |
|---|---|
| 料金をできるだけ抑えたい | 昼間に外出先でスマホを多用する |
| 昼はWi-Fi環境がある職場・学校に通う | 対面(店舗)でサポートを受けたい |
| データ使用量が月5〜15GB程度 | クレジットカードを持っていない |
| 家族でデータをシェアしたい | 月100GB以上など大容量が必要 |
| eSIMで即日開通させたい | 初めてのスマホ変更で手厚い説明が欲しい |
| ドコモ・au回線どちらかを選びたい | 地下や地方など電波環境が不安定な場所が多い |
IIJmioが向いていない方へ:他サービスの比較
IIJmioが合わない場合、利用シーンに応じて以下のサービスが候補になります。
| 気になる点 | 検討しやすい代替サービス |
|---|---|
| 昼でも速度を安定させたい | ahamo(ドコモのオンライン専用プラン)、povo、LINEMO |
| 店舗サポートが欲しい | UQモバイル、ワイモバイル |
| 口座振替で払いたい | UQモバイル、ワイモバイル、イオンモバイル |
| データ無制限を検討したい | 楽天モバイル(エリア内で使う場合)、ahamo大盛り |
| 料金をさらに抑えたい(低容量) | 日本通信SIM、イオンモバイル |
各サービスにはそれぞれ特徴と制約があります。たとえばUQモバイル・ワイモバイルは店舗サポートが充実している一方で料金がやや高めになる傾向があります。楽天モバイルは無制限プランの月額が特徴的ですが、エリアや屋内でのつながりやすさは確認が必要です。なお、各社の料金は変動することがあるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。利用状況によって最適な選択肢は異なりますので、複数を比較してから決めることをおすすめします。
IIJmioの満足度・評判の全体傾向
この章でわかること:IIJmioの評判はトータルとして良いのか悪いのか、傾向から読み取れること。
ユーザー調査によると、2026年時点でIIJmioに「満足」と回答したユーザーが64.9%という結果も報告されており、格安SIMの中では一定の支持を得ている傾向があります(参考:格安SIM評判調査サイトによる111人アンケート)。
2021年4月のギガプラン開始で料金体系が大幅に見直され、昼間の速度も一定程度改善されたことが、その後の評価回復につながったとされています。
一方で「昼間の速度」と「Web手続きの分かりにくさ」は継続的な課題として挙げられており、自分の使い方とのミスマッチが生じやすいポイントです。
よくある質問
Q. IIJmioのeSIMはiPhoneでも使えますか?
IIJmioのeSIMはiPhone XS以降の対応機種で利用できます。SIMカードの到着を待たずにオンラインで手続きが完結し、即日の利用開始が可能です(eSIM初期費用半額キャンペーンは公式Webサイトからの新規申し込みが対象。SIMプロファイル発行手数料は割引対象外)。
Q. IIJmioの15GBプランはいつから1,600円になりましたか?
2026年3月1日より、15GBプランの月額基本料金が改定されました。新規申し込みのユーザーだけでなく、当時利用中のユーザーにも新料金が自動で適用されています(IIJmio公式サイトの報道発表資料より)。
Q. 昼間の速度低下はどのくらいひどいですか?
複数の計測データによると、平日12〜13時が最も遅く、条件によって1〜4Mbps程度の幅があります。2024年夏以降は改善傾向にあるものの、混雑時間帯の速度は「快適」とは言い切れない状況が続いています。動画の高画質視聴には向かない場合がありますが、Webブラウジングや地図の確認程度であれば支障が少ないケースもあります。利用シーンに応じて判断してください。
Q. IIJmioで家族のデータをまとめて管理できますか?
同一mioID内でデータシェア(最大10回線)やデータプレゼントを使えるため、家族のデータ量をまとめて管理しやすい構造です。また、音声SIM・音声eSIMを2回線以上使う場合は申し込みにより家族割引(1回線あたり月100円、最大5回線)も利用できます。ただし、店頭サポートを重視する家族での利用の場合は、UQモバイルやワイモバイルと比較してから判断するとよいでしょう。
Q. IIJmioの支払い方法はクレジットカード以外もありますか?
IIJmioの支払いはクレジットカードのみとなっており、口座振替や窓口払いには対応していません。対応ブランドについてはIIJmio公式サイトでご確認ください。口座振替を希望する場合は、UQモバイルやワイモバイル、イオンモバイルなどが選択肢として挙がります。
Q. タイプDとタイプA、どちらを選べばよいですか?
タイプD(ドコモ回線)は対応SIMの種類が多く、データeSIMにも対応しています。タイプA(au回線)は特に昼間の速度が比較的安定しているという評価があります。なお、データeSIMはドコモ回線のみの提供となっているため、au回線でデータeSIMを使いたい場合は選択肢に制限があります。居住エリアや端末の対応状況、使い方に応じて選ぶことをおすすめします。
Q. 解約金や最低利用期間はありますか?
IIJmioのギガプランには最低利用期間・解約金の設定がなく、いつでも解約できます。MNP転出手数料も無料です。ただし、初月分の日割り料金や初期費用は返金されないため、乗り換えのタイミングは考慮してください。
まとめ
IIJmioは、月々の料金を抑えながらデータを柔軟に管理したいユーザーに向いた選択肢のひとつです。2026年5月時点の料金は2GBで月850円、15GBで月1,600円(いずれも音声SIM・税込)で、家族のデータシェア・繰越・eSIM即日開通にも対応しています。
一方で、昼12〜13時の速度低下・実店舗サポートの不在・クレカ払い限定という点は、乗り換え前に自分の生活スタイルと照らし合わせることが大切です。昼間に外出先でスマホをよく使う場合や、店頭での対面サポートを希望する場合は、UQモバイル・ワイモバイル・ahamo・LINEMO・楽天モバイルなども比較に加えてみてください。
「料金を抑えながら必要な容量だけ使いたい」「家族でデータを融通したい」「昼はWi-Fi環境がある」という条件に当てはまる方には、IIJmioは引き続き検討価値のあるサービスです。


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